新潟歩き旅(装備編)
今回は歩き旅での装備について書きます。
全装備を並べた写真があればよかったのですが、撮り忘れたのでありません(断言)。
持って行ったのは以下の通りです。
ギア類
ザック
石井スポーツの60リットルサイズのザック。父親が昔使っていたもの。
ただ実際に使ってみると、中途半端な感じが否めなかったです。
無駄なものを持っていかなければ45リットルくらいで十分な感じがありましたし、逆に途中でお土産等を買うような旅をするなら60リットルでは少ないです。
あと外側のポケットが少ないのが難点。
休憩の際、いちいちバックル外して飲み物を取り出すのが面倒でした。
それ以外は可もなく不可もなくといったところです。
トレッキングポール
ブラックダイヤモンドのトレイル。
出発3日前くらいになって「これポールないと死ぬのでは??」と思ってAmazonで急遽購入。
中国製の格安ポールでもよかったのかもしれないですが、道中で壊れると困るのでこれにしました。
実際、50回くらい(本当に)側溝に引っ掛けましたが、折れなかったので剛性は確かだと思います(先端は若干曲がりましたが問題は無し)。
平地でも楽な感じはするのですが、一番効力を発揮したのは坂道のとき。
足腰の力だけでなく、ポールの補助があると劇的に変わります。
これがなかったら峠は越えられなかったかもしれないです。いや、ホントに。
ツェルト
mont-bellのU.L.ツェルト(画像はU.L.ではなくライトツェルトですが…)。
ツェルトとは簡易的なテントみたいなもので、様々な使い方ができます。
今回の旅でテントとして使うことはありませんでしたが、荒天時にザックカバーおよびポンチョとして積極活用しました。
U.L.ツェルトの何が嬉しいかというと、その軽量さ。
重量は240gしかなく、収納時のサイズも350ml缶くらいしかありません。
また、私がテントではなくツェルトを使う理由として「目立ちたくない」というのがあります。
公園等にテントを張ると目立つので、人によっては不信感を与えてしまいますし、通報される可能性も考えられます。
しかし茂みの裏でツェルトを被って寝れば背も低く人目を避けれますし、変なトラブルを起こさずに済みます。
撤収作業も容易なので、パパっと設営してパパっと立ち去れるのが便利です。
ペグ
テント用のペグを、ツェルト用に持っていきました。
上述の通り、使うことはなかったです。
キャラバンの超古いスリーシーズン用寝袋。
私は冬用にmont-bellのアルパインダウンハガー800#2を使っていますが、それよりもデカいです。ホテルの枕くらいあります。
寝るときも少し暑く、やっぱりコンパクトな夏用寝袋を用意すればよかったと思います。
銀マット
寝るときに使うロールマットです。
サイズは170センチくらい。
そろそろフォームマットやエアーマットに変えたいです。
ヘッドライト
GENTOSのGTR-943H。
夜間はほぼ歩きませんでしたが、トンネル内では後ろ向きにつけてバックライトとして使用しました。
他には、寝る前の明かりとして使用。
Lowモードだと手元を見るのに丁度いいです。
ウォーターキャリー(2リットル)
エバニューのウォーターキャリーです。
折りたたむことができるので、中身のないときはコンパクトに収まります。
行動中は、水道を見つけたら4リットルまで水を補給するようにしていました。
補給場所は公園や神社など。
特にシミュレーションをしたわけではなかったのですが、補給場所の間隔的には4リットルの量がベストでした。
3リットルだと次の水道に到着する前に使い果たしていた可能性があります。
ポリタンク(2リットル)
4リットルの水を携行するためには、上述のウォーターキャリーが二つ必要になります。
しかし私は一つしか持っていなかったので、残りの2リットルはポリタンクを使いました。
勿論折りたためないので、コンパクトさはないです。
ナイフ
モーラナイフcompanionのかわいいオレンジ色です。
出発前は、「余裕あったらキャンプとかしたいな」とか考えていたので持っていきましたが、そんな余裕はありませんでした。
その代わり、足のマメを潰す際には活躍しました。
飯盒
キャプテンスタッグの兵式4合炊き飯盒です。
生米を炊く際に使いました。
料理が捗るので私のお気に入りアイテムの一つです。
今回特に料理はしていませんが。
ガス
飯盒用に持って行きました。
バーナーはイワタニ製を使っていますが、かなり旧式なのでデカくて重いです。
スコップ
ダイソーの園芸用スコップ。
トイレの後始末用に。
洗濯セット
釣り用の折りたたみバケツ、粉末洗剤、洗濯ばさみのセット。
公園でバケツに水を入れ、手洗いします。
なぜか粉末洗剤を持って行きましたが、液体洗剤のほうが使い勝手がいいです。
ウェア類
ランニングシューズ
asicsのnoosa ff 2です。
登山靴よりも、軽量さとクッション性を求めてランニングシューズにしました。
メッシュなので若干足も涼しく、これは正解だったな…と思いましたがサイズがダメでした。
横幅がジャストフィットすぎたせいか、4日歩いたあたりから足にマメが大量発生しました。
2週間歩くときはサイズに余裕がある靴を選ぶようにしましょう。
近所を走るには最高の靴なんですが…
ハット
サバゲで使っているのを被っていきました。
通気性や速乾性を考えると、絶対アウトドア用のほうがいいです。
ただ、これがなければ直射日光に殺されていたのは確実。
レインウェア上下
mont-bellのストームクルーザー。
高校生の頃から自転車通学で活躍しています。
機能的には申し分ないのですが、今回はツェルトをポンチョ代わりにしていたので使用していません。
しかし購入当時、こんな高くなかった気が…
Tシャツ短パン
上下で三枚ずつ持って行きました。
上はグリマーの速乾Tシャツ3枚ですが、下はジャージ2枚とサッカーのユニフォーム(中学時代のやつ)1枚でした。
基本的には2枚をローテーションするのでユニフォームは使いませんでしたが、3枚あったほうが確実だと思います。
ちなみに衣類はすべてジップロックに入れ、防水して持って行きました。
靴下
テスラの6枚組ショートソックスです。
厚手の靴下のほうが良かったのかもしれませんが、涼しいし不満はなかったです。
私服
祖母の家に着いてから遊びに行くための服。
ジーパンなど3日分。
食料
アルファ化米
食料はほぼ自作したのを持って行きました。
まず主食であるアルファ化米ですが、一度炊いた米を天日干したものです。いわゆる糒です。
タッパーに適量を入れ、水を入れて3時間ほど放置すると柔らかくなります。
食事が終わるごとに次の食事分を作ってローテーションしていくと、ちょうどいい柔らかさで食べれました。
放置時間が長くてもビチャビチャになったりしませんが、24時間以上放置すると酸っぱい臭いがしてくるので注意しましょう。
ちなみに、酸っぱい状態でも何度か食べましたが特に体は問題ありませんでした。
合計で10合ほど持って行きました。
生米
5kgで1500円。
10合持って行きました。
パスタとペンネ
500gずつ。
業務スーパーでどちらも100円弱。
持って行ったけれど食べませんでした。
ザックに詰めても意外と折れなかったのは発見でした。
インスタント麺
カルディで買ったベトナム製インスタント麺。
パクチーラーメン以外にも2種類持って行き、合計3つ。
本当は普通に家で食べるつもりで買いましたが、なんとなく持って行きました。
しかしながら、これも食べなかったシリーズの仲間入りに…
アジの干物
10センチ強のアジ10尾を丸々乾燥させたもの。
一夜干しではなく、一週間ほどかけて完全に乾燥させました。
今回、箸を持って行くのを忘れたのですが、タッパーの米を食べる際のスプーンとしても使いました。
乾燥野菜
ニンジン2本とキャベツ1/4玉を用意。
これも天日干ししたもの。
乾燥するとかなり小さくなって携行性に優れるので、もっと用意してよかったと思います。
アルファ化米と一緒にタッパーに入れて戻してもいいのですが、戻ると「生のニンジン食ってる感」が凄くてポニーの気持ちになったので、途中から乾燥状態のまま食べてました。
乾燥バナナ
バナナ2房を干したもの。
業務スーパーで値下げ品になっていた黒いやつなので、2房で140円ほど。
ここまで読んで分かる通り、質素すぎる食事なので圧倒的にカロリー不足だったと思います。
調味料
砂糖、塩、醤油、黒胡椒、サラダ油を用意。
胡椒と油はキャンプでの使用を想定した物。つまり使っていません。
砂糖と塩は、休憩時に水とともに摂取して即席ORSを作りました。
醤油は飯盒で炊き込みご飯を作るときに使いましたが、出来は微妙だったので無くてもよかったです。
アルファ化米、生米ともに、食べるときは大量に塩をかけます。
その他
看板
ダイソーのホワイトボード。
街中を大荷物背負いながらハアハア歩いてたら完全に不審者なので、新潟まで歩いてます的なことを書いて背中に吊るしてました。
実際、よく声をかけて頂いたりしたので効果は大きかったと思います。
途中、ザックの重みで大破したのでテープで補修しながら使っていました。
看板として使うなら絶対にこれじゃないほうがいいです。ゴミ捨てるにも困るので。
ビニールテープ
経験的に、あると便利。
靴擦れのときにも使える。
トイレットペーパー
使い方いろいろ。
2ロール持って行きましたが、1つでよかったです。
モバイルバッテリー
ANKERの7800mAhのモバイルバッテリーです。
私のiPhone7だと2回くらい満タンにできます。
バッテリーが尽きたら途中でマンガ喫茶等で充電するつもりでした。
地図
1/350000の関東ロードマップ。
スマホの地図が見れないときの保険として持って行きましたが、主要道路が見にくすぎる。
本
野草図鑑や小説など本3冊を携行。
もっと楽な旅だと考えていたので、就寝前とかに読もうと思っていました。
実際は全然楽じゃなかったので、完全なウエイトになりました。
後日読みましたが本の内容自体は良かったです。
以上、だいたいですがこんな装備で歩いてました。
重量は計ってないので正確ではないですが、30キロの歩荷登山をしたときよりは重かった気がします。
今になってみると余計なものだらけですし、足りないものも多いです。
特に医療用品がビニールテープだけ(ビニールテープを医療用品と認めるかはともかく)なので、熱でも出したら詰んでいたと思います。
そもそも歩き旅が目的なのに、キャンプとか寄り道とか考えていた時点で装備の最適化はムリだったでしょう。
しかしながら、こんなのはやってみないとわからない点も多いので、次に何かするときの参考材料ができた意義はありました。
……
次…何をやるのだろう……
とりあえずブログは実際の工程について書きます。